清道市場 アーチ型LEDオブジェ電光掲示板
慶尚北道 清道郡 · 慶尚北道 清道 · 2025.09 竣工

清道市場(5日市)の入口に設置したメディアトンネルです。「清道サンサンマル・プロジェクト」を記念して構築しました。曲面構造に合わせて対角線方向に設計した非定型LED構造を採用しています。従来の平面型ディスプレイとは一線を画す空間体験を提供します。
- 設置場所
- 慶尚北道 清道
- 発注者
- 慶尚北道 清道郡
- 竣工
- 2025.09
- 区分
- 屋外 LED
- 使用製品
- P4
- サイズ
- 3.68 × 3.14 m
- 解像度
- 1216 × 256 px
施工前
以前の市場入口は来訪者を迎える象徴的な空間でしたが、電光掲示板や案内設備がなく、市場の個性を表現するにはやや物足りない状態でした。
特に、さまざまなイベントや広報映像を効果的に伝えられる設備がなく、新しいコンテンツの活用にも制約がありました。


施工の流れ 17 段階
上記では、清道市場の入口に新設したアーチ型LEDオブジェ電光掲示板の完成した姿をご紹介しました。
伝統市場は、単に物を売り買いする場を超え、地域の歴史と文化が息づく場所です。それだけに、市場の姿を新たに変え、来訪者の記憶に残る空間をつくることも重要です。
一般的な四角形の電光掲示板ではなく曲線形状のデザインだったため、構造物からLEDモジュールまですべてを新たに設計する必要がありました。
今回は、その中でも工場で行ったオブジェの製作過程と特殊LEDモジュールの製作過程を中心にご紹介します。



約10M規模の大型オブジェ製作
本格的な製作は工場から始まりました。
今回のオブジェは、全体の横幅が約10mに達する大型構造物でした。
一般的なLED看板や電光掲示板と比べるとかなりの規模です。そのため、すべての製作工程を現場で行うのではなく、主要な構造物を工場で先に製作し、現場では組立と設置を行う方式で計画しました。
大型構造物はサイズが大きくなるほど、製作過程の小さな誤差でも構造全体に影響を及ぼすことがあります。
そのため、最初から実際の現場設置まで見据えて構造物を製作する必要がありました。
特に現場ではクレーンで構造物を立て、上部を結束しなければなりません。そこで工場での製作段階から、構造物の組立方法と各部位の接続関係をあわせて検討しました。
このように大型構造物は、単に大きく作ればよいわけではありません。輸送や現場組立、吊り上げまでつながる全工程を考慮して製作することが重要です。





大型オブジェの形状を安定させるための構造補強
約10m規模のオブジェを製作する際に最も重要なことの一つは、構造物の形状を安定して保つことです。
オブジェの基本構造を製作した後、設置時に形状がゆがんだり変形したりしないよう、横軸と縦軸の方向に補強部材を追加しました。
この補強構造が、オブジェ全体の形状を支える役割を果たします。
特に大規模な構造物には、自重だけでなく輸送や吊り上げの過程でもさまざまな荷重がかかります。そのため、製作段階から構造的な安定性を十分に考慮する必要があります。
また、現場で各構造物を組み立てた際にも当初の形状が正確に保たれるよう、接続部と補強位置をあわせて検討しました。
つまり工場での構造製作は、単にオブジェの外形を作る作業ではなく、現場で安全かつ正確に組み立てられる構造をつくる工程だといえます。



溶接と研磨で構造物を完成
構造物の各部材を正確な位置に配置してから溶接で接合し、構造物全体が一つの安定した形状を保てるよう作業しました。
溶接完了後は、溶接部を中心に研磨作業を行いました。溶接部の突起や粗い部分をなめらかに削り、表面を整えてオブジェの外観をきれいに仕上げました。
特に、溶接部に生じた「クラックポイントをなめらかに削る工程」は非常に重要です。 クラックポイントを十分に除去せずに残すと、表面の小さな亀裂や粗い部分が、その後の塗装や仕上げの工程でそのまま表に出てしまうことがあります。また、LEDモジュールやハウジングの設置時に干渉が生じたり、構造物の完成度や耐久性に影響したりするおそれもあります。
したがって研磨作業は、単に外観を整えるための仕上げ工程ではありません。溶接部のクラックポイントや不要な突起を入念に確認し、表面が十分なめらかになるまで削ることは、構造物の品質と安全性、そして後のLED設置の完成度を左右する、非常に重要な中核工程です。
特に大型オブジェは溶接部が多く、構造物の規模も大きいため、小さなクラックポイント一つも見逃さない細やかな作業が求められます。目に見えにくい部分まで丁寧に研磨してこそ、後工程で問題が起きず、最終的にきれいで安定したオブジェに仕上がります。
この研磨作業は、後のLEDモジュールやハウジングの設置をより正確かつきれいに行うための重要な後工程でもあります。

一般的なLEDモジュールでは表現しにくい曲線
構造物の製作とあわせて、今回のプロジェクトで最も検討を重ねたのが、LEDモジュールをオブジェの曲線に合わせて実現することでした。
一般的なLED電光掲示板は、一定規格の四角形モジュールを規則的に並べて画面を構成します。今回のプロジェクトでも一般的に使われる320×160規格のLEDモジュールを検討できましたが、オブジェの形状は通常の平面構造とは異なっていました。
曲線形状のオブジェに四角形モジュールをそのまま適用すると、モジュールの向きを自由に調整しにくく、モジュール同士の間にすき間が生じることがあります。
特に曲線が強い部分では、この問題がより大きく表れます。オブジェの外形は曲線なのにLED画面が角張って途切れて見えれば、デザイン全体の完成度はどうしても下がってしまいます。
そこで今回のプロジェクトでは、オブジェの曲線がLED画面でも自然につながるようにすることを重要な製作目標に掲げました。
台形の異形LEDモジュールを特注製作
一般的なLEDモジュールだけでは曲線の表現に限界があったため、今回のプロジェクトでは特別な方法を採用しました。
それが、「台形の異形LEDモジュールを特注製作すること」です。
オブジェの曲線に合わせてLEDモジュールの形状そのものを変えることで、四角形モジュールを単に並べる方式では難しかった曲線を、より自然に表現できるようにしました。
特注製作した台形LEDモジュールはオブジェの曲線に沿って配置できるため、モジュール同士の不要なすき間を最小限に抑えられます。
今回の製作で最も難しかったのも、まさにこの工程でした。オブジェの形状に沿いながら各LEDモジュールを安定して設置する必要があり、モジュール同士の間にすき間があってはならなかったからです。
結果として、一般的な規格品のLEDモジュールを使うよりも製作工程は複雑になりました。しかしその分、オブジェのデザインをそのまま活かしたLED画面を実現できました。





特殊LEDモジュール専用ハウジングの製作
LEDモジュールの形状を変えた以上、それを安定して固定するハウジングも形状に合わせて製作する必要があります。
既存規格のLEDモジュール向けに作られたハウジングはそのまま使えないため、特注した台形LEDモジュールの形状とサイズに合わせて専用ハウジングを別途製作しました。
オブジェの曲線、LEDモジュール、ハウジングが互いに正確に合わなければならないため、各要素の寸法と形状をあわせて検討する必要がありました。
つまり今回のプロジェクトは、単にLEDモジュールを一つ新たに製作したのではありません。オブジェの形状に合うLEDモジュールを設計し → LEDに合うハウジングを製作し → 最終的にオブジェへ適用するという工程で進めました。
このようなオーダーメイド製作によってオブジェの自由な曲線表現が可能になり、LEDモジュール間のすき間も最小限に抑えられました。


特殊輸送から基礎工事、クレーンによる吊り上げ、LED設置、最終点検まで
前の製作過程では、清道市場の環境改善事業のために製作した横幅約10m規模の大型LEDオブジェの製作過程をご紹介しました。
工場で構造物を製作し、横軸と縦軸を補強したうえで溶接と研磨を経て基本的なオブジェを完成させました。さらに、一般的なLEDモジュールでは表現しにくい曲線を実現するため、台形の異形LEDモジュールと専用ハウジングまで特注製作しました。
しかし、工場でオブジェが完成したからといって、すべての作業が終わったわけではありません。
約10m規模の大型構造物を実際の清道市場の現場へ輸送し、正確な位置に立てた後、LEDモジュールと配線、防水、点灯テストまで行って、ようやく最終的な成果物が完成します。
今回は、工場で製作したオブジェが実際の現場でどのような工程を経て設置されたのかを詳しくご紹介します。



2つの構造物に分けて現場組立
今回のオブジェは全体の横幅が約10mに達する大型構造物のため、現場では2つの組立タイプに分けて施工を行いました。
工場で一つの巨大な構造物として完成させてそのまま現場に設置する方式ではなく、輸送と現場作業を考慮して構造物を分割製作し、現場で組み立てる方式です。
この方式には、大型構造物の輸送条件に対応しながら、現場で正確に一つの構造物として完成させられるという利点があります。
現場では各構造物を設置位置に合わせて配置し、その後上部を結束して全体の形状を完成させました。
オブジェを安定して支えるための基礎工事
オブジェを立てる前に、構造物を安定して支えられるよう基礎工事から着手しました。
まず、オブジェの両脚が正確な位置に据えられるよう、現場の地面に専用の治具を製作しました。治具で両脚の位置と間隔を正確に決め、その後構造物を固定できるよう全ねじボルトと鉄骨を設置しました。
治具は構造物の位置と間隔を決める役割を担い、その後オブジェを立てる際に正確な位置を保つための重要な要素です。
基礎の位置と構造物の間隔を確認した後、コンクリート打設を行いました。コンクリートが十分な強度を確保できるよう、養生期間を設けて基礎をしっかり固める工程もあわせて行いました。
特に今回のオブジェは約10m規模の大型構造物のため、基礎の位置がわずかにずれるだけでも、構造物を立てた際に上部接続部の位置が合わなくなるおそれがあります。
そこで、治具による正確な位置決めから、全ねじボルトと鉄骨の固定、コンクリートの打設・養生まで、各段階で寸法を入念に確認しながら次の吊り上げ作業に備えました。






大型オブジェ輸送用の特殊低床車両
基礎工事と並行して、工場で製作した大型オブジェを輸送する準備も進めました。
約10m規模の構造物を一般的な車両で輸送するには、車両と積載物を含めた全体の高さを考慮する必要があります。
車両と積載物を含めた全体の高さが、一般的な運行制限基準である4.0mを超えると運行が制限されます。一部の道路では、道路管理庁の告示により4.2mまで許可されています。そのため大型構造物を輸送する際は、運行ルートと道路ごとの制限基準を事前に確認する必要があります。
今回の現場では、こうした輸送条件を考慮し、特殊低床車両を使ってオブジェを清道の現場まで運搬しました。
低床車両は荷台の高さを低くできるため、大型構造物を輸送する際に車両と積載物を含めた全体の高さを抑えるのに有利です。
工場で製作した大型構造物を現場まで安全に輸送し、その後のクレーンによる吊り上げ作業へ円滑につなげるため、輸送段階でも構造物のサイズと現場条件をあわせて考慮しました。




5トンカーゴクレーンによるオブジェの吊り上げ
オブジェが現場に到着した後、5トンカーゴクレーンを使って構造物を立てる吊り上げ作業を行いました。
クレーンで構造物をゆっくり吊り上げ、あらかじめ準備しておいた基礎の位置に合わせて正確に据え付けました。
大型の鉄骨構造物は吊り上げ中に動いたり揺れたりすることがあるため、周囲の作業員と構造物の位置を常に確認しながら作業を進めました。
特に、左右の構造物がそれぞれ正確な位置に収まらなければ上部の接続作業に進めないため、クレーンで細かな位置まで調整しました。






クレーン2台による上部結束
今回の施工で最も難しかったのは、左右の構造物を立てた後、上部で一つにつなぐ工程でした。
大型の鉄骨構造物は自重と荷重によって「曲げモーメント」が生じることがあり、上部接続部の位置を正確に合わせるのは容易ではありませんでした。
構造物がわずかにずれるだけでも接続部の位置が合わなくなったり、全体のバランスに影響したりするため、細やかな調整が必要でした。
これを解決するため、現場ではクレーン2台で構造物を斜め方向に引きながら位置を調整しました。2台のクレーンがそれぞれ構造物の動きを制御しながら上部接続部を少しずつ合わせ、作業員は構造物の間隔と水平状態を常に確認しました。
構造物の位置が正確に合った後、接続部を結束し、2つに分かれていた構造物を一つのオブジェとして完成させました。 大型構造物を安定して制御しながら精密につなぐ必要があったため、今回の作業で最も注意と連携が求められた工程でした。



清道市場の看板設置と電気配線工事
構造物の組立が完了した後、オブジェの上部に清道市場の看板を設置しました。
看板の設置位置と構造物の中心線を確認したうえで、正面から見て水平と左右のバランスが取れるよう向きと角度を調整しました。その後、強風や振動でも揺れないよう構造物にしっかり固定しました。
看板の設置とあわせて、LEDオブジェに必要な電気配線工事も行いました。電源線と信号線を接続し、配線が外に露出しないよう指定の経路に沿って整理しました。
各LEDモジュールの電源と信号の接続状態を順に確認し、配線が絡まないよう区間ごとに整理しました。今後の点検や部品交換がしやすいよう、余長と点検スペースもあわせて考慮しました。
屋外に設置するオブジェであるため、配線の接続部には防水処理を施し、ケーブルが構造物によって損傷しないよう保護しました。最後に、分電盤と制御装置の接続状態、電源と信号、接地状態を確認しました。




曲線形状に合わせたLEDモジュールの設置
構造物と配線の作業が完了した後、LEDモジュールを一つずつ設置しました。
今回のオブジェには、一般的な320×160mm規格のLEDモジュールだけでは表現しにくい曲線形状が採用されていたため、製作段階で別途製作した台形の異形LEDモジュールを使用しました。
一般的な四角形LEDモジュールを曲線構造物にそのまま適用すると、モジュール間に大きなすき間が生じたり、輪郭が階段状に見えたりすることがあります。また、モジュールを無理に曲げたり変形させたりして設置すると、LED画面の平坦度が下がり、長時間の使用でモジュールや接続部に負担がかかるおそれがあります。
そこでモジュールの設置では、モジュール間のすき間と段差を最小限に抑えることに重点を置きました。小さなすき間や段差でも点灯後には画面が途切れて見えたり、輝度や色が異なって表れたりするため、各モジュールの位置と高さを細かく合わせ、曲線が自然につながるよう設置しました。





防水作業とLEDモジュールの状態確認
LEDモジュールの設置完了後は、屋外環境でも安定して使用できるよう防水作業を行いました。
雨水や湿気が内部に入り込まないよう、接続部や弱い部分を入念に確認して防水処理を施しました。
同時にLEDモジュールの外観と接続状態を確認し、異常のあるモジュールがないかも点検しました。
キャリブレーション作業
すべてのLEDモジュールと配線の作業が完了した後、点灯テストを行いました。
画面全体が正常に表示されるかを確認し、前面と背面でLEDの色と輝度の状態を点検しました。
今回のオブジェはあらかじめ決められた色で演出するため、指定した色が正確に表現されるかも確認しました。
その後、モジュール間の輝度と色の差を調整するキャリブレーション作業を行い、画面全体が均一に見えるよう仕上げました。



アスファルト仕上げとボラード設置
すべての設置と点検が完了した後、オブジェ下部周辺のアスファルト仕上げを行いました。
オブジェ周辺の路面をきれいに整えた後、さらにオブジェを保護するためのボラード設置作業を行いました。
清道市場は毎月4と9のつく日に清道の市が開かれる場所で、市の日には多くの来訪者が行き交うのはもちろん、市場周辺をトラックや車両も頻繁に通行します。そのため、車両がオブジェに直接衝突したり近づきすぎたりする状況を防ぎ、LEDオブジェと構造物を外部の衝撃から守るためにボラードを設置しました。
また今回の清道市場LEDオブジェは、市場の車両動線を考慮し、車両がオブジェの下を通過できる高さで設計しました。車両の通行を妨げずに、オブジェの存在感を活かせるよう高さと構造をあわせて検討しました。
ボラード設置後は、オブジェ周辺の歩行者・車両動線を改めて確認し、構造物や路面仕上げの状態まであわせて点検しました。




最終点検
分電盤の電源・接続状態、LEDの点灯状態、配線、防水状態などを最終的に確認しました。画面全体が均一に点灯するか、一部のモジュールで輝度や色の差が生じていないかを確認し、映像や画像が正常に送出されるかもあわせて点検しました。
また、分電盤内部の電源供給状態と各接続部の締結状態を確認し、外部に露出した配線やコネクターがないかも確認しました。雨天や湿気に備えて防水仕上げが適切に行われているかを確認し、オブジェの外観に汚れや傷が残っていないかも最終点検しました。
すべての点検を終え、清道市場の新たなランドマークとなる大型LEDオブジェの施工を完了しました。
現場周辺を改めて片付け、関係者とともに最終状態を確認したうえで、安定した運用ができるよう設置作業を完了しました。
▶ LEDモジュール最終点検
施工完了
何もなかった空間に、市場の出入口をかたどったアーチ型LEDオブジェ電光掲示板が新たに設置されました。
オブジェとLEDディスプレイを一つの構造物として製作し、市場を訪れるお客様に強い第一印象を与えられるようデザインしました。
普段は市場の広報映像や案内コンテンツを送出し、祭りやイベントの期間中はさまざまな映像をリアルタイムで運用できるため、活用度が大きく向上しました。



このように変わりました
何もなかった市場入口 → アーチ型LEDオブジェ電光掲示板を設置
LED電光掲示板は、単に映像を送出する機器にとどまらず、空間のイメージを一変させる役割を果たします。
今回の清道市場も、ありふれた入口が市場の顔となるランドマーク型LEDオブジェへと生まれ変わりました。続いて以下では、基礎工事から鉄骨構造物の製作、LEDモジュールの設置、配線作業、最終点検までの実際の施工過程を写真とともに詳しくご紹介します。
- 市場を代表する新たなランドマークを創出
- 来訪者向けの多様な広報・案内コンテンツを送出可能
- 昼夜を問わず優れた視認性と高い注目度を確保
- 市場のブランドイメージと象徴性を強化
清道市場環境改善事業、新たなランドマークをつくる
清道5日市は地域を代表する伝統市場として長年多くの人々に親しまれてきましたが、既存の空間はやや手狭で施設も老朽化しており、市場のイメージを新たに変える必要がありました。
単に既存施設を補修するだけでなく、市場を訪れる人々がひと目で覚えられる象徴的なランドマークをつくることが、今回のプロジェクトの重要な目標でした。
そこで、市場の特性と空間に調和しながら夜間にも目を引くLEDオブジェを製作することになりました。LEDを活用したオブジェには、多様な色やコンテンツを表現できるという利点があります。
特に昼間は一つのオブジェとして空間の雰囲気をつくり、夜間はLEDによっていっそう鮮やかな存在感を示せるため、市場の新たな見どころとして活用するのに適しています。
今回のプロジェクトでは、こうしたLEDの利点を活かしつつ、従来の平面的な電光掲示板とは異なる立体的で曲線的なオブジェの実現に重点を置きました。
製作を終えて
構造物の製作と補強、溶接・研磨作業を経て、大型オブジェの基本的な製作が完了しました。
特に、溶接部のクラックポイントをなめらかに削り、粗い部分を丁寧に整える重要な研磨工程によって、構造物の品質と仕上げの完成度を高めました。
さらに、オブジェの曲線形状に合わせて特注製作した台形LEDモジュールと専用ハウジングまで用意し、現場施工の準備も整えました。
おわりに
約10m規模の大型LEDオブジェは、基礎工事に始まり、構造物の輸送と吊り上げ、上部結束、LEDモジュールの設置、配線・防水処理、点灯テストに至るまで、数多くの工程が精密にかみ合って初めて完成します。
特に今回の清道市場のオブジェは、一般的な四角形LEDモジュールではなく、オブジェの曲線に合わせて製作した台形の異形LEDモジュールを採用し、なめらかで自然な曲線形状を実現した点で、いっそう特別なプロジェクトでした。
モジュール一つひとつの位置と高さを細かく調整して画面のつながりと完成度を高め、構造物の形状とLED画面が調和するよう心を込めて施工しました。
製作段階から現場への輸送と設置、配線・防水、最終点灯と点検に至るまで、すべての工程に細心の注意を払いました。その結果、清道市場の空間によくなじみながら、来訪者に深い印象を残す新たなランドマークとして完成しました。
今後もさまざまなLED電光掲示板の設置事例をご紹介していく予定です。
LO-GIN ITは、設計から施工までワンストップで対応するオーダーメイドサイネージの専門企業です。 設置をご検討中の方や製品についてご不明な点がある方は、お気軽にお問い合わせください。
ありがとうございました。


