
自治体・公共機関の発注では、仕様書(規格書・業務指示書)に書かれたとおりの画面が納入されます。項目が抜ければ低い仕様の製品が入り、数値を過大に書けば予算を超えます。当社が世宗湖水公園・東大邱駅・香村文化会館などの公共現場で見てきた仕様書に必ず入れるべき項目とその意味をまとめました。
発注担当者が仕様書を確認するときや、施工会社に仕様書の草案を依頼するときの基準としてお使いください。
1. 画面仕様 — この5行が要です
ピッチ・輝度・リフレッシュ・階調・視野角。
| 項目 | 意味 | 書き方 |
|---|---|---|
| ピクセルピッチ | LEDの間隔(mm)。視聴距離を決める | 「P4以下」のように上限で。距離(m)≈ ピッチ(mm) |
| 輝度(明るさ) | nit。屋外5,000以上、屋内800以上 | 「5,000nit以上、照度センサーによる自動調光」 |
| リフレッシュレート | 画面更新のHz。撮影・放送で映る場合に重要 | 「3,840Hz以上」(広告用は1,920も可) |
| グレースケール | 色階調のビット数 | 「12ビット以上」 |
| 視野角 | 水平/垂直の角度 | 「140°/120°以上」(柱・角部は160°) |
| 解像度 | 画面全体のピクセル数 | 画面サイズとピッチから算出して明記 |
意味書き方
ピクセルピッチ
LEDの間隔(mm)。視聴距離を決める「P4以下」のように上限で。距離(m)≈ ピッチ(mm)
輝度(明るさ)
nit。屋外5,000以上、屋内800以上「5,000nit以上、照度センサーによる自動調光」
リフレッシュレート
画面更新のHz。撮影・放送で映る場合に重要「3,840Hz以上」(広告用は1,920も可)
グレースケール
色階調のビット数「12ビット以上」
視野角
水平/垂直の角度「140°/120°以上」(柱・角部は160°)
解像度
画面全体のピクセル数画面サイズとピッチから算出して明記
2. 環境・構造仕様
屋外では防水・温度・構造が仕様です。
| 項目 | 基準例 |
|---|---|
| 防塵・防水 | 屋外は前面IP65以上、背面IP54以上 |
| 動作温度・湿度 | -20~50℃, 10~90% RH |
| キャビネット | 亜鉛めっきまたはアルミ、防水パッキン、前面/背面メンテナンス方式を明記 |
| 構造 | 風荷重・自重の構造検討書を提出、アンカー引抜試験 |
| 電気 | 専用回路・分電盤、接地、サージ保護デバイス(SPD)、安全認証資材 |
| 消費電力 | 最大・平均W/㎡を明記(電気容量算定用) |
基準例
防塵・防水
屋外は前面IP65以上、背面IP54以上
動作温度・湿度
-20~50℃, 10~90% RH
キャビネット
亜鉛めっきまたはアルミ、防水パッキン、前面/背面メンテナンス方式を明記
構造
風荷重・自重の構造検討書を提出、アンカー引抜試験
電気
専用回路・分電盤、接地、サージ保護デバイス(SPD)、安全認証資材
消費電力
最大・平均W/㎡を明記(電気容量算定用)
3. 制御・運用仕様
ここが抜けると「点灯はするが運用できない」画面が納入されます。
コントローラーの種類(非同期式)+クラウド/リモート配信・スケジュール・モニタリング機能
受信カードの仕様(担当ピクセル・キャリブレーション・異形配列)と予備数量
コンテンツ制作範囲(初期コンテンツ本数、マッピングデータの提供)
運用研修、管理者アカウント、マニュアル
再生ログ・証跡レポート(広告出稿・行政報告用)
4. 認証・保証・メンテナンス
納品後3年を左右する項目です。
| 項目 | 推奨記載 |
|---|---|
| 認証 | 電気用品安全認証(KC)、必要に応じて電磁波適合 |
| 瑕疵保証 | 期間(通常1〜2年)と範囲、無償条件 |
| メンテナンス | 定期点検回数、緊急出動時間、予備部品(モジュール・受信カード・電源)数量 |
| 試運転 | キャリブレーション+エージングテスト(連続稼働時間)後に受領 |
| 竣工書類 | 図面、構造検討書、引抜試験、設定バックアップ、マッピングデータ |
| 許可 | 屋外広告物許可図書の作成・支援範囲 |
推奨記載
認証
電気用品安全認証(KC)、必要に応じて電磁波適合
瑕疵保証
期間(通常1〜2年)と範囲、無償条件
メンテナンス
定期点検回数、緊急出動時間、予備部品(モジュール・受信カード・電源)数量
試運転
キャリブレーション+エージングテスト(連続稼働時間)後に受領
竣工書類
図面、構造検討書、引抜試験、設定バックアップ、マッピングデータ
許可
屋外広告物許可図書の作成・支援範囲
5. よくあるミス
仕様書でよく見かける問題です。
ピッチを「P2.5」のように一つに固定し、屋外大型で過剰仕様に → 上限(「P4以下」)と視聴距離で記載する
輝度だけ書いて自動調光を書かず、夜間に苦情
受信カード・コントローラーの項目がなく、最安の制御部品が入る
予備部品・メンテナンス条件の漏れ → モジュール1枚の不良で色ムラ
エージング・キャリブレーションなしで点灯確認だけで受領
① 仕様書チェックリスト
確認の際はこの順で見てください。
① 視聴距離・環境が記載され、ピッチ・輝度がそれに合っているか
② 屋外ならIP・温度・構造・電気の項目があるか
③ 制御(非同期・リモート・モニタリング)と受信カードの仕様があるか
④ コンテンツ・研修・マッピング・ログが業務範囲に含まれているか
⑤ 保証・メンテナンス・予備部品・試運転・竣工書類があるか
仕様項目の解説:Ledman, Decode LED Display Specs · Unilight, LED Display Specifications Guide · DOIT Vision, LED Display Parameters · LED Display Factory, How to Read a Spec Sheet / 許可項目:わかりやすい生活法令情報(韓国法制処)。推奨記載例とよくあるミスは、LO-GIN ITの公共現場(世宗湖水公園・東大邱駅・香村文化会館・クンゴゲ交差点)での経験に基づくもので、実際の仕様は発注機関の基準に従います。
このガイドの推奨仕様
画面:ピッチ上限 · 輝度 · リフレッシュ · 階調 · 視野角
環境:IP65 · 温度 · 構造検討 · 専用電源
制御:非同期+リモート+受信カード予備
保証 · メンテナンス · エージング · 竣工書類