
会議室・ロビーのメディアウォールは屋外とは逆に、近くで、長く、文字を見ます。そのためピッチ一つの違いがすぐ目に見え、その分コストの差も大きくなります。当社の屋内ラインナップ(P1.25 / P1.53 / P1.86 / P2)を基準に、どの場所に何が合うかをまとめました。
結論から言うと、役員会議室・管制室はP1.25〜P1.5、ロビー・ショールームはP1.5〜P1.86、講堂・イベント会場はP2です。
1. まず距離を測ります
最も近くに座る人と画面の間が基準です。
最小視聴距離(m)≈ ピッチ(mm)は屋内でもそのまま当てはまります。会議テーブルの端が画面から2.4mならP1.5〜P1.86、1.5mならP1.25が必要です。ロビーのように通りがかりに見る場所は3〜4mを基準にP1.5〜P1.86、講堂のステージ画面は最前列が4m以上なのでP2で十分です。
2. 画面サイズと解像度
4Kの資料を表示するのか、映像だけを流すのかで変わります。
Excel・図面・CCTVの分割画面のように小さな文字を見る必要があれば幅4m基準でP1.25〜P1.5(横2,600ピクセル以上)、映像・画像中心ならP1.86〜P2でも十分です。4Kコンテンツをドットバイドットで見るには、幅6mでP1.5が目安です。
| 画面サイズ | P1.25 | P1.5 | P1.86 | P2 |
|---|---|---|---|---|
| 3m × 1.7m | 2,400 × 1,350 | 2,000 × 1,125 | 1,613 × 907 | 1,500 × 850 |
| 4m × 2.25m | 3,200 × 1,800 | 2,667 × 1,500 | 2,150 × 1,210 | 2,000 × 1,125 |
| 6m × 3.4m | 4,800 × 2,700 | 4,000 × 2,250(4K級) | 3,226 × 1,815 | 3,000 × 1,700 |
3. 会議室は輝度を下げ、ロビーは窓を見ます
屋内は800〜1,200nitのモジュールで足りますが、実際に使う輝度は異なります。
会議室は照明の下で300〜500nit程度に下げて使うと目が楽で、大きな窓のあるロビーは日中800nit以上に上げます。窓際に直射日光が入る場合は屋内モジュールでは不十分なため、半屋外仕様(2,500nit以上)を検討します。輝度を下げて使えば寿命も延びます。
4. 会議室のメディアウォールで見落としがちなこと
ピッチ以外に、この4つが満足度を決めます。
画面比率 — ノートPCの画面(16:9)をそのまま表示するには、モジュールの倍数で16:9に合わせる(例:3.84m × 2.16m)
入力・切替 — 複数台のHDMI、ワイヤレスミラーリング、Web会議カメラの位置(画面上部中央)
発熱・騒音 — 会議室ではファンの音が気になるため、ファンレスまたは低騒音キャビネット、背面の換気スペース
メンテナンス方式 — 壁に密着して埋め込むなら前面メンテナンス(Front service)モジュールが必須
① この空間にはこの構成
当社の施工事例とともに。
| 空間 | 推奨構成 | 参考事例 |
|---|---|---|
| 役員会議室・管制室(1.5〜3m) | P1.25〜P1.5、16:9比率、低騒音、前面メンテナンス | — |
| ロビー・ショールーム(2〜4m) | P1.5〜P1.86、窓際は輝度を上げる、タッチオプション | コスコ東灘 メディアウォール(タッチ 8m×3m) |
| 展示場・移動型 | P1.25〜P2.5キューブ、分解・組立構造 | EXCO 3段キューブ・アナモルフィックキューブ |
| 講堂・イベント会場(4m以上) | P2、舞台照明に対する輝度を確認 | — |
② 選定チェックリスト
この順番で決めれば大丈夫です。
最も近い視聴距離(m)→ ピッチの上限
表示するコンテンツ(資料・CCTV・映像)と画面幅 → 解像度を確認
窓・照明の条件 → 輝度仕様
ノートPC・Web会議の接続方式 → 入力構成
壁埋め込みの有無 → 前面メンテナンスモジュール・換気
屋内のピッチ・距離・4K:DOIT Vision, How to Choose LED Pixel Pitch・DGI, Choosing Pixel Pitch for a Video Wall・Christie, Understanding Pixel Pitch・Planar, Recommended Viewing Distance (PDF) / 輝度:Litemax。ラインナップの仕様はLO-GIN IT製品ページの代表値、事例は施工記録です。韓国国内の競合他社の資料は引用しておらず、数値はメーカー・モデル・現場によって異なります。
このガイドの推奨仕様
会議室・管制室:P1.25〜P1.5
ロビー・ショールーム:P1.5〜P1.86
講堂・イベント会場:P2
16:9比率・前面メンテナンス・低騒音を確認